<リコーダー>
詞:林 尚美 曲:上田 浩司

リコーダーのアンサンブルの曲です。メロディーはドレミファソラシドの音で、ハモリはミファソの音でできています。風が吹くように優しい音色でアンサンブルしてね。
(歌詞)
草の上を 風がわたる 海の波が 寄せるように
ぼくのホッペそっとなでて ルールラーララ- 青い空にとけてく ルールラーララ-
花の上を 風がわたる 甘い香り 運ぶように
ぼくの心 くすぐって ルールラーララ- 雲の中に消えてく ルールラーララ-
ルールラララ ルールラー ルールラーララ-
伴奏音源


*リコーダー2は、ミ・ファ・ソの3つの音でできています。左手で押さえる穴(裏の穴も)にセロテープを貼ってふさいでしまいましょう。そしたら、右手の人差し指と中指の開け閉めだけで吹く事ができます!
初級編 曲が流れているあいだのどこかで、とにかく笛を吹いて音を出す。
メロディーのリズムに合わせて音程は関係なくとにかく吹いて音を出す。
左手の穴にテープを貼った笛なら、「ソ」の音になるから、メロディーをあまり
邪魔しないですよ。
中級編 ハモリのメロディーを曲に合わせて吹く。
前半のメロディーと後半のハモリを曲に合わせて吹く。
(いずれも左手がふさぐ穴にセロテープを貼った笛でもOKです。)
上級編 主旋律の全部メロディーを吹く
<コラム>
恵さんは心臓が弱く、あまり体力がありませんでした。1年後には修学旅行があります。他の友だちと同じペースであちこち移動する事ができるのか??本人も周りもみんなで心配をしていました。少し歩くと、すぐに息があがってしまって、苦しくなってしまうからです。これは呼吸がしっかりできるようになると良いね!ということで、ウォーキングが毎日の日課になりました。それと同時に、毎日リコーダーを吹くこともやり始めました。はじめは、息が続かず、長い音を吹くことが出来ませんでした。音も弱々しかったです。それが、毎日繰り返すことで少しずつしっかり、少しずつ長い息で吹くことができるようになっていきました。そして1年後、それまでには歩けなかった距離でも歩けるようになり、友だちと一緒に修学旅行を楽しむことができたのです☆
ただ深呼吸をしたり、息を長く吐こうとしても、つまらないし、どこまでがんばれば良いのかもはっきりしません。リコーダーを吹くことで、どこまで息を出し続けたいのかという見通しがよくわかるようになり、それができたか出来ないかもはっきりフィードバックできるようになります。リコーダーは適度な息を続けることできれいな音を出すことができます。リコーダーが息の調節機能を促進させるという効果を目の当たりにしたエピソードでした。