あめ

<木琴、鍵盤ハーモニカ>詞・曲:林 尚美

あめ

木琴と鍵盤ハーモニカの合奏です。
木琴は「ポンポン」と「チュルルン」の音色を楽しんでください。
鍵盤ハーモニカは、吹いて音を出してみることに挑戦!ハーモニーの方は、鍵盤はとなりに順番に押していけば良いように、簡単にしました。いずれも、木琴や 鍵盤ハーモニカを使って楽しく音を出すことが目的です。

(歌 詞)
あめ ピシャピシャピシャ   あめ ピシャピシャピシャ
あめ ピシャピシャピシャ   傘の上で跳ねてるよ
ルールル ルールル ルールル ルールー
ルールル ルールル ルルルルルー

あめ楽譜

・木琴は、前半は左のイラストでレミさんがやっているようにポンポンと叩き、後半(ル- ルル~)は真ん中のイラストのように左右にスライドさせてならします。歌を聴いて、演奏の仕方を切り替えるのがポイントです。
・下記は鍵盤ハーモニカの視覚支援用歌詞です。左は鍵盤を順番にたどって(ファミレド)弾くように簡単にしてあります。ハーモニーを担当します。右は旋律のメロディーを弾くようになっています。少し難しいですね。鍵盤ハーモニカの鍵盤に色の丸シールを貼って、歌詞を見ながらその色の鍵盤を鳴らすように指導しま す。
ド=● レ=●オレンジ ミ=●黄色 ファ=● ソ=●水色 ラ=● シ=●

・はじめは一本指で鍵盤を弾いて、上手になってきたら、五本の指をそれぞれ鍵盤に当てはめて、バラバラ指で弾いて、レベルアップを図ってください。

あめ色楽譜1
あめ色楽譜2

<コラム>

 学校祭が近づいてきたある日、クラスの教員からこんなオーダーが!「弘くんや雄太くんには木琴を叩かせたいんだけど、音程を狙うのは難しそうなんだよね~。 雅人くんは音楽はとても得意だし、みんなより難しいことも出来るから、鍵盤ハーモニカを吹けたらかっこいいと思うんだけど。そんなことがステージでできる 曲を作って!」って…。それぞれが楽しく演奏するかっこいい姿をステージで披露したいという思いはしっかり受け止めました(笑)。それで「う~ん」と考え て作ったのがこの曲です。
 木琴は強く叩きすぎず、ならし方を切り替えることを目標にした3人に演奏してもらいました。鍵盤ハーモニカは、まず、立って持って吹けるか??というと ころからの指導でしたが、なんとかそれは出来るようになりました。太一くんは息を吹きながら鍵盤を押すことが目標だったので、ハーモニーの方を担当してもらいました。雅人くんもはじめは鍵盤ハーモニカに慣れるために、ハーモニーから練習しましたが、すぐに出来るようになったので、メロディーの方を、しかも 5本の指を全部使って弾くことに挑戦してもらいました。しかし、練習を重ねる中で、雅人くんが全然吹いてくれなくなってしまったのです…。課題が難しすぎ たのか?単に言われたことをやるのがいやなだけか??と色々推測し、やるように促したのですが、全然やる気を見せず…。授業のあと、私も落ち込みながら片付けをしていたときでした。雅人くんの使っていた鍵盤ハーモニカのホースに穴が開いているのを見つけたのです。いくら息を吹き込んでも、思うように音が出なかったのでしょう。それを伝えられなかった雅人くんは吹かなくなってしまっていたのでした。次の授業では早速新しいホースに替えて見たところ、ちゃんと吹いてくれたのです!本人に原因を押しつけようとしていた自分に反省し、不具合に気づかなかったことを雅人くんに謝りました。
 そして迎えた本番のステージでは、雅人くんはしっかり五本指を使って見事に鍵盤ハーモニカを吹いてくれたのでした。ハーモニー担当の太一くんと木琴チームの3人も自分なりのパフォーマンスを披露し、とても良いステージになりました。良かった!良かった!