みんなのレシピ

minnna

楽しい歌や曲に合わせて体を動かすのは本当に楽しいですね。友だちと一緒なら、その楽しさも倍増です。手をつないで輪になって歩く事、捕まえたり捕まったりの鬼遊びなど、みんなと一緒だからこそ出来る事です。友だちの動きを見てまねをしたり、肩につかまって連なって歩いたりと言った簡単そうなことでも、自分の体の動きの企画や力の入れ方の調節がうまく出来ない子どももたくさんいます。普段は苦手な事でも、楽しさを共有しながら繰り返すことで、身についていくのです。普段関わりの少ない友だちとも思わず手をつないだり、顔を見合わせて笑ったり。また、テンポが速くなったり遅くなったり、大きくなったり小さくなったりと、音の変化に合わせてみんなと一緒に動くことはとても面白いものです。日常ではなかなか引き出せないことも、音楽があると、動きの継続やテンポのコントロールなどがわかりやすくみんなに伝わり、自然につながりが生まれます。「みんな」で楽しむレシピをご紹介します。(カッコ内の数字は歌のねらいを示しています。詳細は下に記しました。)

<一 緒に動く1>
ボートを こいで

(1)(2)(3)(6)

<一緒に動く2>
グルグルおせんたく

(1)(2)(3)(4)

<一緒に動く3>
たんぽぽ

(1)(2)(3)(4)

<一緒に動く4>
いっしょに笑おう

(1)(2)(3)(4)(7)

<ゲームを楽しむ1>
ドンドン橋

(1)(2)(3)(4)(5)(6)

<ゲームを楽しむ2>
七匹の子やぎ

(1)(2)(3)(4)(5)(6)

<ゲームを楽しむ3>
クリスマスプレゼントちょうだいな

(1)(2)(3)(5)(6)

<集いの歌1>
♪おはよう

(1)(2)(3)

<集いの歌2>
ドドレミ音楽

(1)(2)(3)

(1)(2)(3)(4)

<集いの歌4>
さよならグッバイ

(1)(2)(3)(4)(7)

<季節の歌>
あじさい

(8)

<卒業の歌1>
春が来て

(7)(8)(9)

<卒業の歌2>
春 風

(7)(8)(9)

<卒業の歌3>
今 翼を広げて

(7)(8)(9)

<卒業の歌4>
そつぎょうおめでとう

(7)(8)(9)

<みんなで一緒に動く、楽しむ>

知的障害や自閉症スペクトラムなどの障害があると、人と関わることがなか なかスムーズにいかないことがあります。握手をするときの力の加減だったり、手をつないで歩くときにテンポを合わせることだったり、簡単と思われることにも難しさがあって、なかなかうまくできません。他の友だちを傷つけてしまうこともあるでしょう。普段、うまく関われないからこそ、楽しい音楽を通して思わず一緒に楽しんで欲しいです。みんなで一緒に楽しむためのポイントと観点を整理してみました。参考にしてください。
<みんなで一緒に>
(1)テンポやリズムを合わせて
(2)友だちの動きを見て真似る
(3)友だちの動きを感じて合わせる
<ルールのある遊び>
(4)自分の役割を演じる
(5)勝ち負けを楽しむ
(6)ルールを理解し、役割を交代する
<集いの歌、儀式の歌>
(7)自分にできることで参加する
(8)一緒に歌うことを楽しむ
(9)儀式の意味を知り、気持ちをこめる